2013年08月16日
夏山 × キャンプ DAY1 (上高地~横尾~涸沢)

涸沢野営場
8月11日~13日にかけて
神の降り立つ地(神降地)とも称される上高地から
横尾~涸沢~穂高連峰へ行ってきました。
今回、久々のキャンプ&初BPテン泊登山でしたので
結構長編になりそうですが
宜しければお付き合いください。
それでは、とりあえず1日目(DAY1)から

10日夜。
蒸し暑い横浜から待ち合わせ場所の新宿へ向かいます。
時間通り新宿駅へ到着しましたが、ここでいきなりアクシデント発生!!
なんと一緒に行く予定のMさんが時間を過ぎてもまったく来ません・・・(汗
マ ・ ・ ・ マ ・ ジ ・ で ? !
あ〜あ、もうこれ完全にやっちゃったな、どんな顔して家に帰ろうかなぁと諦めかけたその時
「す、すいません。ちょっと飲み過ぎちゃいました(笑)」
とようやくMさん(ほろ酔い)登場。
どうやら出発前まで飲み会だったようです。
(な、なんという余裕・・・自分は若干緊張気味で昨夜もろくに寝てないというのに・・・笑)

夜の新宿を重たいザックを担いで走り抜け
出発時間ギリギリになんとか間に合いバスへ乗り込みます。
まぁ、出発前のいいウォーミングアップになりましたが(ってんなわけないw)
いきなり変な汗をかきましたね・・・

Mさんにご予約頂いた(ありがとーございました)3列プレミアムシートは最高でしたが、
先程のアクシデントもあり興奮してなかなか寝付けず・・・
しかし、となりのMさん(ほろ酔い)は作戦通り驚くほど速攻で就寝されていたわけで。

マイカー規制の為、平湯で一旦バスを乗り換えます。
もうこの辺ですでに涼しかったですね~

5:30 上高地バスターミナルに到着。
ここで登山計画書を提出し、パンとおにぎりで軽く朝食を済ませます。

ハイ、ここで、Mさん登場。
これからの長旅を前に飲料などの準備を整え上高地を6:00に出発。
(そうそう、道中水は豊富にあり、しかも無料だったのでその点は心配いりませんでした)

少し歩くと朝もやのなか、河童橋が見えてきました。

河童橋に到着。まだ人もまばら。

6:50 明神館に到着。
ザックを降ろして、軽く水分補給して、すぐに出発。

素晴らしい景観のなか、梓川沿いの割と平坦な道をハイキング気分で進みます。

7:40 徳澤園にあるみちくさ食堂に到着。

避暑地らしいオシャレな看板。

おっと、偶然同じNalgeneボトル、そして偶然中身も同じトレイルミックスw

徳澤キャンプ場は1泊500円でした。

このエリアにはいくつかのキャンプ場がありましたが、この徳澤は芝の綺麗なキャンプ場で
上高地からもそれほど距離や高低差はなく
是非、次回はここに張ってみたいと思いましたね。

8:40 横尾へ到着。

ここで少し休憩し、重たいザックから解放されます。
ザックを降ろすと体が軽すぎて、まるで宙に浮いた感じを味わえました。

ビールも販売していましたが、ここは我慢して先へ進みます。
(えっ?!値段はこれから先もこの値段が当たり前ですけどなにかwww)

一応記念撮影(この時はまだ全然余裕でしたね)

一応記念撮影(そう、この時は自分もまだ余裕でした。。。)

横尾から徐々に岩場に入り、登りも少し出てきましたが1時間程歩くと
10:00 本谷橋へ到着。

ここの水はホントに冷たくて癒されました。
よし、次はいよいよ涸沢だッと気合を入れてザックを背負います。
そしてここからしばらく写真がありません・・・
そう、スマホで撮る余裕すらなかったんです・・・
急な岩場がこれでもかと続き・・・
涸沢ヒュッテまでの道のりは想像以上に長く・・・
腰荷重で支えていたはずの重たいBaltoroは
時間の経過とともに両肩に食い込み・・・
雪渓では転ばないように神経をすり減らしながら・・・
3回・・・いや、4回ほど心が折れたところで(笑)
ようやく・・・
ようやく到着しました・・・

11:50 涸沢キャンプ場(国設涸沢野営場)に到着ですイェイ。

まだ早かった為、場所は割と選べましたので、サクッと設営完了♪
えっ なんですか?!
どの幕が自分の幕か・・・ですか?!
え〜っと、手前の緑色の奴が自分の新幕(※詳細はまた別途説明予定)で
そして、奥のいろんな意味で少し浮いてる幕がMさんの幕です(爆)

涸沢は完全に岩場の為、ペグダウンできないので、ガイラインを岩に括り付けます。
Mさんのようにメッシュアンカーを持ってくるといいかもしれませんね。

テントの中からは雄大な景色が

そして青々とした空と白い雲と緑の山々、
色とりどりのテントのコントラストは
長時間眺めていても全く飽きません。
いや〜凄い気持ちイイです。やっぱりきて良かったなぁ〜としみじみ。

長時間眺めていても飽きないのですが、やっぱりお腹も空いたので
疲労でガクガクする足を引きずって涸沢小屋(写真中央)まで頑張って登ります。

涸沢小屋に到着。右に進むと奥穂高です。
(果たして奥穂高まで辿り着けるのか・・・とりあえず今は全く登る気はありませんでしたが)

そして小屋の売店では迷わず生ビールを注文して
速攻で乾杯!!!!
『犯罪的だっ・・・・・・・・!
うますぎるっ・・・・・・・!』
まさにカイジが地下帝国でビールを飲んだ時はこんな感じだったのでは
というくらい生涯最高の一杯でした。

そして、こちらも旨過ぎる醤油ラーメン。
恐らく、下界ではいたって普通のラーメンかもしれませんが、ここでは完全に別物でしたね。
いやぁ~ヤバかった。

Mさんはカレーをチョイスし至福の表情。(って全然表情伝わりませんねw)

お腹も落ち着いたところで達成感とともに二人で記念撮影。

涸沢カールも雪が残っていて綺麗でした~

テント場に戻りまして

しばらく地球と一体化・・・つまりまったりとしたり

今回初投入したfinetrackのヴェロキラップジャケットをMさんに試着させたり

暖かいコーヒーとパンをいただいたり
(今回コーヒーを忘れたので助かりました)

しばらくして、そろそろ夕飯・・・というかまた飲みますかっ(飲んでばっかりw)
ということで、持参したポテトサラダとマカロニサラダをつまみにビールを開けます。
いろいろと食糧を持ってきた分、ザックは重かったですが
でも美味しかったし、喜んでもらえたしで、苦労が報われましたね〜

ここらでディナーの用意を始めるM氏。
深めのシェラ1つでチャチャッと料理をされるあたりかなり山っぽい感じです。

まさかサラスパがこんなに美味いとは!

自分は暖めるだけ(手抜き)ですが

でも料理する食材や材料などを持ってくる余裕は無かったので
今回は極力必要最低限のギアと食材に絞り込みました。
それでも多かったようですが・・・(汗)

ハイ、豚ロース生姜焼き丼の完成です!!
かなりカロリーを消費していたのでめちゃめちゃ米が旨かった~

そして、締めはMさんの用意されたワイン

すぐ後ろには8月だというのに雪がたくさんあったので

すぐに冷えました

焼き鳥の缶詰をつまみにワインで乾杯します。

やっぱりこう比較するとバーナーの差は大きかったですね~

というわけで1日目は疲れもあり早めに就寝。
涸沢は完全な岩場の為、マットは敷いたとはいえ、かなりゴツゴツしていましたが
寝れないというわけではありませんでした。
そして明日はいよいよ奥穂高へ・・・アタックするのかしないのか・・・
(この時点では疲れがピークで、全く登る気はありませんでしたが)
to be continued
Posted by tomoryouma1 at 15:27│Comments(10)
│涸沢野営場
この記事へのコメント
カラフルなテント群、雑誌で良く目にしますよね。
さぞかし奇麗な風景なんだろうなと。
そして美味しそうなビール。
これだけでも登る価値がありそうだけど、僕は登りませんが。
さぞかし奇麗な風景なんだろうなと。
そして美味しそうなビール。
これだけでも登る価値がありそうだけど、僕は登りませんが。
Posted by katsu58 at 2013年08月16日 16:05
先日はお疲れ様でしたー!
写真を見てると景色が蘇るようですねー
あのビールが忘れられません…
そうそう、トモさんの食材のおかげで気持ち的にかなり豊かな山行になりました!
重かったですよね…
ありがとうございました!
2日目以降の写真も楽しみにしてます!
写真を見てると景色が蘇るようですねー
あのビールが忘れられません…
そうそう、トモさんの食材のおかげで気持ち的にかなり豊かな山行になりました!
重かったですよね…
ありがとうございました!
2日目以降の写真も楽しみにしてます!
Posted by MITSU
at 2013年08月16日 17:58

うーん、どの写真みても素晴らしいですね〜!
この景色をみてみたいと思いました。
食材もすごい!(笑)
そっかー、これが来るべき「スーツケースで登山」への布石なんですね。
前人未踏の領域だなぁ・・・
この景色をみてみたいと思いました。
食材もすごい!(笑)
そっかー、これが来るべき「スーツケースで登山」への布石なんですね。
前人未踏の領域だなぁ・・・
Posted by kuroazuki
at 2013年08月17日 07:09

にやにやしながら読ませていただきました(^^ゞ
誰が二人の記念撮影をしたんだろう(笑)とか、心が折れた写真はないのかな?とか
美しいですね~憧れちゃいます( ^o^)ノとても出来ませんが(^_^;)
続きも読みますね
誰が二人の記念撮影をしたんだろう(笑)とか、心が折れた写真はないのかな?とか
美しいですね~憧れちゃいます( ^o^)ノとても出来ませんが(^_^;)
続きも読みますね
Posted by みーパパ
at 2013年08月17日 12:20

katsu58さん
いや~カラフルなテントもそうですが
なにより360°見渡す限りの山々が素晴らしい光景でしたよ♪
それだけでも登る価値はあると思います。
ただ極力軽装備で行かれることをお勧めします。
いや~カラフルなテントもそうですが
なにより360°見渡す限りの山々が素晴らしい光景でしたよ♪
それだけでも登る価値はあると思います。
ただ極力軽装備で行かれることをお勧めします。
Posted by tomoryouma1
at 2013年08月20日 12:27

MITSUさん
こちらこそバーナーとかテーブルとかお借りしまくって
ありがとうございました~
次回もまた宜しくお願いします(笑)
食材が減った分、下山は楽かと思いきや
そんなに変わらなかった気がするのは気のせいですかね・・・
こちらこそバーナーとかテーブルとかお借りしまくって
ありがとうございました~
次回もまた宜しくお願いします(笑)
食材が減った分、下山は楽かと思いきや
そんなに変わらなかった気がするのは気のせいですかね・・・
Posted by tomoryouma1
at 2013年08月20日 12:30

kuroazukiさん
涸沢まで自分の足でたどり着いた者のみが
見ることのできる景色は大変すばらしかったですよ♪
アズキさんなら余裕と思われますので是非!
あと、食材が凄いのは初日だけですよ(笑)
涸沢まで自分の足でたどり着いた者のみが
見ることのできる景色は大変すばらしかったですよ♪
アズキさんなら余裕と思われますので是非!
あと、食材が凄いのは初日だけですよ(笑)
Posted by tomoryouma1
at 2013年08月20日 12:35

みーパパさん
今だから笑ってブログもUPできますが、本谷橋~涸沢までは
ホントに余裕が無かったですよ~
でも憧れの涸沢でテン泊ができて良かったです。
初心者の自分でも問題なかったので
みーパパさんもお子さんと是非!!
今だから笑ってブログもUPできますが、本谷橋~涸沢までは
ホントに余裕が無かったですよ~
でも憧れの涸沢でテン泊ができて良かったです。
初心者の自分でも問題なかったので
みーパパさんもお子さんと是非!!
Posted by tomoryouma1
at 2013年08月20日 12:41

すいません、はじめまして(笑)
いつも読み逃げしてますw
MITSUさんところで涸沢の記事読んでました。
かなりの食料を担がれたと聞いてましたが
でもその分、最高のシチュエーションで楽しい宴になったのではないでしょうか?^^
後編楽しみにしてます。
いつも読み逃げしてますw
MITSUさんところで涸沢の記事読んでました。
かなりの食料を担がれたと聞いてましたが
でもその分、最高のシチュエーションで楽しい宴になったのではないでしょうか?^^
後編楽しみにしてます。
Posted by そうげんパパ
at 2013年08月27日 12:00

そうげんパパさん
はじめまして〜コメントありがとうございました!!
ブログ拝見させていただました〜
山やキャンプへいろいろと行かれているんですね♪
山始めたばかりですので大変参考になりました〜
今後とも宜しくお願いします!!
はじめまして〜コメントありがとうございました!!
ブログ拝見させていただました〜
山やキャンプへいろいろと行かれているんですね♪
山始めたばかりですので大変参考になりました〜
今後とも宜しくお願いします!!
Posted by tomoryouma1
at 2013年08月28日 19:28

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